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・小説を書きたいのにやる気が出ない。
・スランプから抜け出せない。
・小説を書くことが苦しい、つらい。
小説に限らず、創作活動にスランプはつきものです。
私は現在小説を書いていますが、実は漫画家を目指していた時期があります。
その頃から、よくスランプに苦しみました。
「書けない書けない」と言っては悩み、イラつき、枕にやつ当たりして(笑)、何も進まずフテ寝する。
皆さんも、小説を書くことに悩んでこの記事に来られたことでしょう。
この記事では、私のこれまでの経験で特に効果があったスランプ解消法をご紹介します。
記事の内容
この記事を読んで、一人でも多くの方が楽しく小説を書けるようになっていただけたら幸いです。
なぜ書けないのか? スランプの原因とは?
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スランプの原因は、
・上手くいかないから
・つまらないから
の2つです。
「上手くいかない」と感じるのは、自分で自分にダメ出ししている場合と他人と比較している場合が考えられます。
完璧を求めすぎて自分の作品に納得できない。
うまい人の作品を見て、自分はなんてダメなんだと自信を無くす。
真面目な人がなりやすいケースですね。
「つまらない」と感じるのは、小説を書くことに飽きてしまった場合です。
どんなに面白いことでも、ずっと続けていると飽きてしまいます。
「それでもやらなきゃ」と頑張るものの、やる気が出なくて上手くいかず、書くこと自体が嫌になってしまうパターンです。
ひとつ確かなことは、あなたはこれ以上苦しむ必要はないということです。
焦らなくて大丈夫。
今回紹介する解消法を使って、ゆっくりと自分の心をほぐしていきましょう。
スランプ解消法その1 作品を書かず、メモを書く
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この方法は、私には一番効果があった解消法です。
この方法のコツは、作品を書こうと思わないこと。
その理由をご説明しましょう。
皆さんが小説を書き始めた頃を思い出して下さい。
きっと小説が好きで、楽しくて、自ら進んで「小説を書く」と選択したはずです。
なのに今、書くことが苦しいのはなぜでしょう?
その答えは、小説を書かなきゃいけないと思っているからです。
そう、書くことを自分に強制している状態なのです。
学校の宿題を思い返すとよくわかります。
絶対やってこいと言われても、やる気の欠片も出ませんでしたよね(笑)。
人間は、強制されることが大嫌いなのです。
そこで、いったん作品を書くことを自分に強要するのはやめましょう。
その代わり、日々思いついたことは何でもメモする癖をつけます。
小説のネタやセリフ、キャラ設定、自分のやりたいこと、思ったこと、何でも構いません。
思いついたら、なるべくすぐメモしておきます。
紙に書くという行為は、頭の中を整理するのにとても有効な手段です。
小説に使えそうなメモは後々のため、クリアファイルに挟んでおくか「ふせん」を貼っておきましょう。
ちなみに私はメモ帳ではなく、ルーズリーフに書いています。
ご自身がやりやすい方法で、実践していただければOKです。
ネタのメモが溜まってくると、「これを形にしたい、作品にしたい」という創作意欲が湧いてきます。
「書かなきゃ」ではなく「書きたい」という自発的な状態になるわけですね。
その時は、あなたの心に従ってください。
この解消法の欠点を上げるとすれば、即効性がないことです。
締め切り間近やすぐに結果を出さないといけない場合は、なかなか「小説を書かなきゃ」という思いから抜け出せません。
ある程度、時間的に余裕がないと不向きなやり方です。
とはいえ、創作活動において「メモを取る」という行為はとても大事です。
人間は思いついたことを、すぐに忘れてしまいます。
しかし、それではあまりにもったいない。
常にメモを取る癖を身につけておくことは、今後の作品作りで大きな武器になってくれます。
スランプ解消法その2 本を読む
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本を読むことで自身に新しい情報を入れる(インプットする)こともおすすめです。
小説の書き方や物語の作り方といった指南書はもちろん。
「そもそも書く気が起きない」
「やる気が出ない」
という場合は、大きな失敗から立ち直った人が書いた本から元気がもらえます。
ちなみに私は小池 浩さん著の
「借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんが教えてくれた超うまくいく口ぐせ(サンマーク出版)」
を読んで勇気をもらいました。
すごいタイトルですよね(笑)。
この本を買ったきっかけは、タイトルのインパクトで衝動買いしただけでした。
しかし、会話文が多くて読みやすい(それこそラノベみたい)。
借金2000万(うちヤミ金600万)から人生をやり直した方が書いた本。
ということもあり、楽しく読むことができました。
ただし、スピリチュアル的な内容も含まれるため、そういうのが苦手な方には合わないかもしれません。
世の中には、想像を絶するような失敗や苦難から立ち直った人が大勢います。
そんな人たちの経験や知恵を書き記したものが「本」です。
本を読むことで、人生に役立つ情報を手に入れることができます。
そして、この方法にも注意点が一つ。
本を読んだ直後は、「よし、俺もやってやるぞ!」という気になります。
ですがしばらく経つと、元に戻ってしまう場合が多々あるのです。
なので、できるだけやる気があるうちに行動を起こしましょう。
何事も最初の一歩が一番大変です。
鉄は熱いうちに打て、ですね。
スランプ解消法その3 とにかく寝る
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上手くいかないときはとにかく寝る。
この解消法は、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
肉体的にも精神的にも、疲れていると上手くいきません。
こういった状態のときは、同じような失敗を繰り返している場合が多いのです。
そこで、いったんリセットするために寝てしまうのも一つの手です。
頭も体もリフレッシュした状態の方が、物事が上手くいきやすいのは当たり前ですよね。
ですがスランプの人ほど、「疲れていても、上手くいかなくても、とにかくやらなきゃ!」という思考になりがちです。
上手くいかないことへの焦りが、そうさせるのでしょう。
そしてまた、失敗を繰り返してしまうのです。
悪い流れは断ち切りましょう。
そのために「とにかく寝る」ことは効果があります。
ただ、この方法にも注意点があります。
寝てしまうことに、罪悪感を感じてはいけません。
「こんなことして本当にいいのだろうか」
「やることをやらずに寝てしまうなんて、自分はダメな奴だ」
こんなふうに自分を責めると、「やっぱり小説を書かなきゃ」という思考を強化してしまいます。
前述の通り、自分へのダメ出しはスランプのもとです。
これではせっかくの解消法も、逆効果になってしまいます。
寝ると決めたら、何も考えず思いっきり寝ましょう。
調子を取り戻すために寝るのですから、罪悪感を感じる必要はありません。
睡眠の効果を有効活用しましょう。
スランプはなって当たり前、書けない自分を許してあげよう
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というわけで、スランプ解消法を三つご紹介しました。
今回紹介した方法は、
- 時間を置く
- 小説を書くことから距離を置く
ことを重視しています。
上手くいかないときに、無理して書こうとするのはおすすめしません。
苦しんで、傷ついて、書くことが嫌になってしまいます。
スランプと向き合うときに重要なのは、スランプはなって当たり前だと理解しておくことです。
私たち人間には心があります。
そして心には一日の中でさえ、むかついたり、喜んだり、落ち込んだりと波があるのです。
そう考えると、人生の中で「上手くいく時期」と「上手くいかない時期」の波があるのも当然のことです。
天才も凡人も、プロもアマチュアも、強い人も弱い人も関係ありません。
スランプになるときはなります。
たとえ今現在上手くいかなくても、深刻に考えすぎないでください。
むしろ深刻に考えるほど、スランプを強化し引きずってしまいます。
上手くできない自分にダメ出しして追い詰めたりせず、許してあげましょう。
自分の心と体を、どうか大事にしてください。
あなたが小説を書くのは、小説を書くという行為を通して幸せな人生を歩みたいからのはずです。
ストレスで心身を壊してしまっては、元も子もありません。
あくまでも創作活動は、自分が幸せになるための手段の一つ。
あなたが自身の作品を通して、幸せを実現できることを切に願っています。