小説の書き方

【小説の書き方】三点リーダーの役割・使い方をわかりやすく解説!

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「三点リーダー(…)」とは、主に「沈黙」「余韻」を表現するときに使われる記号です。

「三点リーダー」の使用例

「……そんなバカな。何かの間違いだ!」

 窓を開けると冷たい空気が入ってくる。
 夏がもう、終わろうとしていた……。

 
 このように、会話文でも地の文でも使うことができます。


 この記事では、更に詳しく「三点リーダー」の使い方について解説していきます。

 ぜひ、参考にしてみて下さい。

三点リーダーは偶数回で使用する



「三点リーダー」は偶数回で使用します。

 2回「……」、4回「…………」、6回「………………」といった感じですね。


 ただし、基本的には2回「……」で使われることが多いようです。

 この辺りは自分の作風や、表現したい内容と相談して決めていきましょう。

【正】三点リーダーは偶数回で使用する

「………………」
「おい、黙ってないで何か言ったらどうだ!」

 太陽が水平線に溶けていくみたいに、ゆっくりと沈んでいく。
 泣きたくなるほど紅い……、紅い海と空。
 その光景が心に染み渡るまで、ただ眺め続けた。



 必然的に「奇数回(1回、3回、5回など)」での三点リーダーの使用は、小説では間違いになります。


 正しくは「間違い」というよりも、

新人賞への応募など、公的な場での発表を考えている作品では、三点リーダーを偶数回で使用した方が良い。

 といった感じです。

【誤】三点リーダーは奇数回で使用しない

「……………」
「おい、黙ってないで何か言ったらどうだ!」

 太陽が水平線に溶けていくみたいに、ゆっくりと沈んでいく。
 泣きたくなるほど紅い…、紅い海と空。
 その光景が心に染み渡るまで、ただ眺め続けた。


 こうして「奇数回」と「偶数回」を比べてみると、「どっちでもイイじゃん!」という気はしますよね。


 実際、プロの作品でも、三点リーダーを奇数回で使った作品もあるようです。

 とはいえ、特別な理由がない限りは、三点リーダーは「偶数回」で使用した方が無難です。


句点(。)、読点(、)、中点(・)などを三点リーダーの代わりに使用しない


 
 句読点や中点を、三点リーダーの代わりに使用することはできません。

「、、、」や「・・・」といった表現は、小説では使わないようにしましょう。

【誤】三点リーダーを句読点、中点で代用しない

「・・・は? 今なんて言った?」

 約束の時間は、とっくに過ぎている。
 アイツの性格なら、遅れる時は電話くらいよこすはずだが。。。


 特に「見やすいから」という理由で中点(・)を使用する方もいるようですが、基本的には三点リーダー(…)を使用しましょう。


まとめ


 いかがでしたでしょうか。以上が「三点リーダーの役割・使い方」の解説になります。

「三点リーダーの使い方」以外の「小説の基本ルール」についても、下記の記事にまとめてあります。

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